紫外線から肌を守り、美しくすこやかな肌を保つために、もっとも大切なのがUVケアです。
紫外線の影響として、日焼けやシミがあげられます。
また紫外線は、皮膚を厚くしたりくすみ、ガサツキなど肌の老化を促進させます。紫外線による老化現象を「光老化」です。
光老化があなたの肌をどんどん虫食む!美肌の最大の敵、紫外線UVケア完全ガイド。
美肌の最大の敵、紫外線から肌を守る正しいUVケア
紫外線による光老化を防げ!
●紫外線の影響、光老化とは「A波」「B波」とは
●日焼け止めの記号について
●紫外線による病気
●美白に有効な成分
●正しいUVケアについて
紫外線の影響、光老化とは
日焼けして色が黒くなるのは、表皮でつくられるメラニン色素の働きです。
紫外線を浴びると、表皮ではメラニン色素が大量に作られます。まるで日傘のように細胞を覆い、紫外線を吸収して、表皮の細胞や細胞核を守っています。
その後、メラニン色素はターンオーバーによって剥がれ、皮膚の色は元に戻ります。
ただし、ターンオーバーが機能していなかったり、常に紫外線を浴びていると、肌に残ってしまいます。
それがシミです。
光老化とは
紫外線は、波長の長さによって「A波」「B波」「C波」の3つに分かれます。
「A波」は真皮まで達し、コラーゲンなどを破壊して、シワやたるみを引き起こします。これら紫外線による老化現象を「光老化」といいます。
A波の日焼けの特徴とは(即時型色素沈着)
A波は紫外線全体の95%を占めています。
日光を長く浴びた後、皮膚が赤くならずにすぐに黒に変わります。浴び続けると、黒さが増していき、シミの原因となることもあります。
即時型色素沈着が起こる時間は、浴びてから約2~4時間後といわれています。
皮膚がんの原因ともいわれ、雲や窓ガラスを通過します。
曇りの日だからといって安心してはいられません。
真皮に達して、コラーゲンやエラスチンを破壊して、シミやたるみの原因となります。
B波の日焼けの特徴(遅延型色素沈着)
B波は紫外線全体の約5%を占めています。
日光を長く浴びた後、赤くはれ、ひどい時には水膨れのようになります。
これは「サンバーン」と呼ばれる状態で、4~7日目ぐらいに赤みが引いて皮膚が黒くなります。
これを「サンタン」と呼び、「サンバーン」「サンタン」の2段階で皮膚が黒くなる日焼けの事を指します。
表皮でメラニン色素を作り、日焼け・シミを引き起こします。また、皮膚がんの原因ともなります。
雲や窓ガラスである程度は遮断できます。また、皮膚に当たることでビタミンDをつくりだします。
C波の影響について
A波、B波、C波と3つの種類がある紫外線。
このうちC波は、エネルギーが最も高く、もし肌に当たればすぐに火傷を起こしてしまうような強い光ですが、オゾン層で吸収されるため、地上には届かないといわれています。
ただ近年、環境破壊によって、オゾン層が薄くなったことから、C波が地上に届くようになるのではと心配されています。
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日焼け止めの記号について
B波を防ぐ力の大きさを示す数字です。
日光に当たった時に、日焼け止めを塗っていない状態の時に比べて、サンバーンをお剃すまでの時間を何倍に伸ばせるのかという数値を表しています。
たとえば、20分で肌が赤くなる人が、SPF15の日焼け止めをつければ、20×15=300分(5時)、サンバーンを抑える効果があるという数値の事です。
紫外線による病気
紫外線は皮膚だけでなく全身に影響します
紫外線は、日焼けやシミだけでなく、皮膚がんや目の病気を引き起こすことがあります。
紫外線を大量に浴びた結果、日焼けだけで済まず、命に係わる病気を招いてしまうことがあります。
それが皮膚ガンです。
紫外線による、細胞内の核(遺伝子)が傷付くことが原因です。体内には傷付いた遺伝子を修復するシステムが備わっています。
ところが、繰り返し長期にわたって紫外線を浴び続けると、遺伝子の修復がうまく行えないことがあります。
遺伝子が壊れたまま、細胞分裂を繰り返すことで、異常な細胞がどんどん増えてしまいます。これが皮膚がんの原因です。
皮膚がんを防ぐには、若いうちからの紫外線対策が必要です。
お年寄りに多い「白内障」は、黒目の部分にある水晶体に、紫外線が長期にわたって当たり続けることが原因とされています。
また、スキーや海などで、目に紫外線を大量に浴びると「雪目」と呼ばれる、角膜のやけどを負ってしまうことがあります。
紫外線の強い場所では、サングラス、ゴーグルなどを必ずつけるようにしましょう。
紫外線はシミやシワ、たるみの原因になります。
また、肌を乾燥させるので、放置するとターンオーバーが正常に行われなくなり、くすみ・キメなど、老けた印象の肌になってしまいます。
紫外線から目を守るためにつけるサングラス。
じつは、シミや日焼けを防いでくれる効果もあるのです。肌が紫外線にさらされると、メラニン色素が作られますが、それ以外にも、目に光が入って、眩しさを感じただけでも、「メラニン色素をつくれ」と、脳が指令を出すのです。
だから、サングラスはUV効果があるもの、そして光を遮断するものを選ぶとよいでしょう。
日焼け止めに使われている2つの成分
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤
日焼け止めには、一般的に紫外線を吸収する「紫外線吸収剤」と、「紫外線散乱剤」が使われています。
紫外線吸収剤は、「メトキシケイヒ酸オクチル」「オキシベンゾン」などが主成分です。
紫外線を吸収して、肌を守りますが、敏感肌の人などにとっては、刺激が強いので、肌荒れや、かぶれを引き起こすこともあります。
「紫外線吸収剤不使用」「ノンケミカル」と書かれている日焼け止めを使うといいでしょう。
紫外線散乱剤は、紫外線を反射させて肌を守ります。
酸化チタンや酸化亜鉛などが主な成分です。紫外線吸収剤よりも井垣は少ないのですが、肌が白っぽくなる、乾燥しやすくなるなどの傾向があります。
日焼け止め選びの目安
紫外線から肌を守る
UVケアの第一は日焼け止めです。
肌への刺激を心配する人も多いですが、最近の日焼け止め剤は肌への負担が少ないので、あまり気にする必要はありません。
必ず守ってほしいのが、
●雨の日や室内ならUVケアをしなくていい
●長袖を切れば紫外線を通さない
は間違いです。
SPFやPAの数値は、効果の持続時間を示すものですが、実際には肌に塗る量、汗の量、肌質などで効果は変わってきます。
数値にこだわらず、2~3時間ごとに塗りなおすことが大事です。
日焼け止めは、生活シーンに合わせて、効果の低いものと高いものを使い分けます。
こまめに買えるのが大変という方には、ずーっと同じものでもOK。その場合は、高い数値の日焼け止めを選んで塗るようにしましょう。
日焼け止めの目安表
365日のUVケア
UVケアは夏だけのものではありません。
紫外線は季節や時間によって、違いはありますが、一年中、天候に関わらず降り注いでいます。
紫外線の影響を受けないのは、太陽の沈んだ後、夜の時間のみです。
また、窓ガラスを通して室内に入ってきり、道路からの照り返しなそ、あらゆる方向から影響を及ぼします。
100%ガードすることは不可能ですが、日焼け止めや、服装、食事などできるだけ紫外線を防ぐことが大切です。
面倒に思えるかもしれませんが、10年後、20年後に必ず肌が違ってきます。
まず日焼け止めは、特別なケアではなく、服を着るのと同じあたり前のケアとして捉えましょう。
「日傘」「帽子」「サングラス」「スカーフ」などの小物類で紫外線を防御しましょう。
色は、白よりも黒や紺などの濃いものが紫外線を通しません。夏でも上に羽織れる長袖を1枚持ち歩くようにしましょう。
美白に有効な成分
美白成分が入っているのか成分を確かめる。
最近の美白ブームで、さまざまな美白化粧品が多く販売されています。
でも中には、「○○◯ホワイト」のような名前が付いた化粧品でも、美白成分を含んでいないものもあるので、美白化粧品を選ぶときは注意が必要です。
医薬部外品とは
医薬部外品とは、厚生労働省の承認を受けた成分を配合した、医薬品と化粧品の中間に位置するものです。
たとえば、医薬部外品の美白化粧品であれば、下記の美白成分のいずれかが、含まれているということです。
医薬部外品は、「日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ」などと、効能をうたうことも認められています。
迷ったら、医薬部外品を選ぶのも一つの方法です。
厚労省が認めた薬用の美白成分
薬用以外の美白成分
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食べるUVケア
紫外線の影響から肌を守るのには、食べ物で内側からのUVケアも有効です。
紫外線を浴びると体内では、「活性酸素」が発生します。
活性酸素は酸素が変化したもので、細胞や組織を「錆びさせてしまう」物質です。
活性酸素が増えると、シワやシミだけでなく、動脈硬化の原因になることもあります。
活性酸素の影響から肌や体を守ってくれるのが「抗酸化物質」です。主なものとしては、β―カロティン、ビタミンC、E、ポリフェノールなどがあります。
単品で摂るよりも、いくつか合わせてとる方が効果は高まります。
日頃から果物など、積極的に摂るようにしましょう。
カラフルな商材を積極的に摂ろう!
南国のフルーツがカラフルなのは、紫外線の影響を抑えてくれる、抗酸化物質がたっぷり含まれているからです。
トマトやホウレン草、かぼちゃなどの緑黄色野菜も、抗酸化物質を多く含みます。色鮮やかな食材を多く摂りましょう。
シミができやすくなる食べ物とは?
レモンやオレンジなどの柑橘類や、パセリ・セロリ・キュウリなどに含まれる「ソラレン」という物質は、紫外線への感受性を高め、シミをできやすくします。
外出などで日にあたる前には、食べないようにします。夕食でとるようにしましょう。
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最後に
いくら日頃から紫外線対策をしていても、アウトドアでレジャーを楽しめば、日焼けが避けられない時もあります。
日焼け後、肌がヒリヒリしてきたら、出来るだけ早く、濡らしたタオルで冷やします。
体が脱水状態になっているので、水分をたっぷりとることも大切です。
赤みが治まったら、化粧水や乳液で保湿します。美白効果のある「ビタミンC誘導体」配合の物を使うとよいでしょう。
また、日焼け後も抗酸化物質を摂れば、紫外線による肌への影響を抑えてくれます。
紫外線を大量に浴びた後は、「免疫力」も大幅に低下しているので、バランスの良い食事をとり、十分に体を休めてください。
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